ドーピング疑惑がかけられているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシアオリンピック委員会=ROC)の調査が終了し、個人戦に出場することが決まったとロシアメディアが相次いで報道した。

 ワリエワに関しては、ドーピングで禁止成分とされている血管拡張作用があるトリメタジジンが検出されたと欧州の複数メディアが報道。団体戦で獲得した金メダルのはく奪や15日にショートプログラム(SP)が行われる個人戦の出場停止の可能性が浮上していた。

 しかし10日、ロシアメディア「Championat」が最新情報として内部での議論の結果、ワリエワへの疑惑が晴れて予定どおり個人戦に出場することが決まったと報じた。同メディアに対して関係者が「弁護士のチームは、なんとかワリエワを出場停止にする決定の削除を達成することができた」と語り、国際オリンピック委員会(IOC)が言及していた「法的な問題」がクリアされたと指摘した。

 世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の規定ではドーピングテストで疑いのある判定結果が出た場合に対象選手の大会出場が一時的に停止されるが、この停止措置も撤回されることになったという。

 ロシアメディア「OKA」も「カミラ・ワリエワはWADAから罰を受けることはない。ドーピングの容疑が取り下げられた」と報道。「当然のごとく金メダルを獲得する」と本命視される個人戦への出場が決定したと報じた。

 ただ、今後この決定がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に持ち込まれる可能性が残されているともロシアメディアは指摘しており、個人戦後に騒動が再燃する懸念もありそうだ。