韓国メディアがフィギュアスケート男子の四大陸選手権で優勝してフィーバーが起きている車俊煥(チャ・ジュンファン)に、〝打倒羽生〟の太鼓判を押した。

 車は韓国の男子選手として強豪が集まる同大会で初優勝の快挙を果たした。女子を含めても国民的な人気のあるキム・ヨナさん以来で、韓国では車フィーバーが巻き起こっている。

 そうした中、韓国メディア「ニューシアン」は「四大陸選手権で金メダルを獲得した車俊煥は、北京でも金メダルが可能だろうか」と特集した。

 同メディアは四大陸選手権での演技内容を詳細に説明しながら「北京冬季五輪では、3連覇を狙う日本の羽生結弦(ANA)、4回転ジャンプの達人である米国の中国系選手ネーサン・チェンなどが金メダルを狙うことになるが、車や他にも後を追う選手がいる」と指摘。日本の宇野昌磨(トヨタ自動車)や中国の金博洋などとともに車をメダル圏内の2番手グループと位置づけた。

 そのうえで同メディアは「北京五輪でミスを繰り返さず、ショートプログラムやフリーですべての演技をクリーンに演じられるならサプライズの成績も可能だ」と力説。車の伸びしろを考慮して絶対王者の羽生を撃破する大波乱も可能との見解を示した。

 フィギュア界の〝日韓戦〟に注目が集まりそうだ。