フィギュアスケートのアイスダンス注目カップル〝かなだい〟村元哉中(27)&高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組が27日、全日本選手権(長野・ビッグハット)の同種目で2位に入った。優勝した〝夫婦カップル〟小松原美里(28=倉敷FSC)&ティム・コレト(29、小松原尊)組には及ばなかったが、3組中3位の最下位だったデビュー戦のNHK杯を上回る結果を出した。

 試合後、村元は振付師のマリーナ・ズエワ氏(64)と毎日、電話でやりとりしていることを明かし「昨日の夜、すごく面白かったんですけど、電話かかってきて…」と切り出した。

 マリーナ氏は電話口で2人に対して「素晴らしい着地点に行くには真っすぐな道などなく、グニャグニャの道でゴールにたどり着く。きれいで真っすぐな道は地獄にしか行かない」という言葉を告げたという。もう一人のコーチのオレグ・エプスタイン氏は「技術的な面をいろいろサポートしてくれる」(村元)といい、このマリーナ氏はメンタル担当。「気持ち的にすごいサポートしてくれている。本当に助かってます」(村元)と話した。

 2人の挑戦は始まったばかり。〝グニャグニャ道〟の先には輝かしい未来、2022年北京五輪があるに違いない。