宇野昌磨 改めて羽生結弦への思いを語る「僕はこんなにもゆず君と差があったんだ」

2020年12月27日 01時55分

観客の声援に応えながら場内を一周する(手前から)羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真(代表撮影)

 フィギュアスケートの全日本選手権(長野・ビッグハット)は26日に男子フリーが行われ、大会4連覇中の宇野昌磨(23=トヨタ自動車)は2位に終わった。5連覇の夢を打ち砕いたのは、五輪2連覇の羽生結弦(26=ANA)だった。

 宇野は自身の演技を終えた後、最終滑走の羽生の演技を会場から見守っていた。憧れのスターを見る少年のように、その目は輝いていた。

「なかなか試合がない日々が続いていた中で羽生選手という存在を今回、目の当たりにした」

 そう本音を漏らした宇野に対し、会見で隣に座っていた羽生は「なんか憧れてくださってありがとうって気持ち」と照れ笑いを浮かべた。さらに「小っちゃいころから昌磨とは一緒に試合に出て、ノービスのころから。なつかしい」と思い出に浸った。

 両者が互いを語る時、その呼び方が決まって「羽生選手」「宇野選手」から「ユズくん」「昌磨」になるのはいつものこと。この日も例外ではなかった。宇野は羽生を見ながら「改めて僕にとって、ホントに最終目標です」と笑いかけ、こう続けた。

「ホントに僕はこの大会、自分にとっていい演技でした。ただ、ユズくんの演技を生で見た時に、僕はこんなにもユズくんと差があったんだって思いました。失礼な発言になってしまうかもしれませんけど、すごくうれしかったです。改めて僕の目標っていうのがユズくん。やっぱりすげけなって思いながら見させてもらいました」

 そういって目を合わせた2人。互いの敬意が交錯し、まるで同じような笑みを浮かべていた。