フィギュアスケートの全日本選手権上位選手らによるエキシビション「オールジャパン・メダリスト・オン・アイス2019」が23日、東京・国立競技場で行われた。

 男女シングルの出演者は大会1~3位とされているが、バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33=関大KFSC)は、総合12位ながら“特別枠”として登場。来年からアイスダンスに転向するため、今大会は公式戦シングルはラスト演技だった。

 漆黒の衣装で、背中に羽をあしらった高橋はショートプログラムの曲「ザ・フェニックス」に乗って激しいダンスを披露。3回転フリップ、3回転ルッツなどを華麗に跳び、最後に氷上に手をついてポーズを取ると、会場はスタンディングオベーション。鳴りやまぬ拍手と「大ちゃ~ん!」という大声援に笑顔で応えた。その人気ぶりは健在だった。