来年1月2、3日に開催される第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)まで1週間あまりとなった。出雲駅伝で初出場初優勝を果たした東京国際大は例年以上に注目を集めているが、大志田秀次監督(59)は「われわれはチャレンジャーでなければいけない」と冷静沈着だ。
10月の出雲駅伝では3区で日本人エースの丹所健(3年)が首位に立つと、一度も首位を譲ることなく、ケニア人留学生のイエゴン・ビンセント(3年)にタスキをつないで快勝。「すごく選手自身が成長した大会」と振り返った。しかし、11月の全日本大学駅伝は「3位入賞」を目標に掲げたものの、アンカー対決に敗れて5位。「ミスをしてはいけないと学んだ。箱根では力をしっかり発揮できるようなコンディションを作らないと上位にいけない」と反省の弁を述べた。
浮かび上がった課題は安定感の向上だ。全日本大学駅伝では、8区間中4区間で2桁順位のタイムだった。「本来は自分の力を出すことに集中しないといけないのに〝対相手〟を意識してしまい、自分の動きを悪くしたところがある」と分析した上で「出雲で戦う骨組みができて、全日本で肉付きができた。今は箱根でどういうゲームをしていくのかを選手たちと話し合って、理解をさせながら練習をしている」。あえてトラックレースへの出場機会を減らし、距離走を中心に調整を行っている。
東京国際大の最高成績は第96回大会の5位。「往路は3番以内、あわよくば往路優勝を狙いたい。あまり優勝という言葉は使わないが、選手もその気になっているのでチャレンジしてみたい。復路は5位以内でまとめて、何とか総合3位に入れたら」。〝雑草軍団〟が箱根路に新たな歴史を刻む。












