【西洋医学バカ言ってんじゃないよ】キャベツは「貧乏人の医者」

2020年08月27日 10時00分

ビタミンUを豊富に含むキャベツ

【カリスマ医師・石原結實 西洋医学バカ言ってんじゃないよ】病気にならないためには歯の割合通り食べましょう。つまり、穀類主体で野菜果物もとりつつ、肉類、魚、卵は1割ちょっとでいい…西洋医学の医師があまり口にしない、そんなお話しをしてきました。ただ、それを実践しても、気を付けないと、現代人には不足しがちな栄養素というのがあります。ビタミンとミネラルです。

 私のサナトリウムでは、玄米食をお出しするんですが、よく皆さんに言うんです。玄米が出てきたら手に取ってよ~く見てください、と。「働けど働けど、なお我が暮らし楽にならざり、じっと手を見る」と言ったのは石川啄木ですが、まあ、とにかくじっと見てください。玄米には胚芽っていう部分があって、そこにビタミンとミネラルがたっぷり入ってます。

 vitamin(ビタミン)のvitaとは「命」という意味で、毎日30種類とらないといけないといわれています。

 ビタミンAだけ不足しても肺ガン、膀胱ガン、肌荒れ、視力低下につながります。Dだけ不足しても骨が弱くなる。E不足だと不妊、老化、動脈硬化。Kが足りないと出血しやすくなります。

 B1不足で出てくるのがかっけ。江戸時代に町人が玄米から胚芽をとった白米を食べるようになったことで、かっけが増えたそうです。B2不足は口内炎につながります。

 不足しないように気を付けるのはもちろん、病気によっては、積極的にとることも大事です。例えば、ビタミンUは胃潰瘍などの潰瘍を防止してくれます。潰瘍は英語で「ulcer」。Uはその頭文字からきているとか。

 ビタミンUを豊富に含むのがキャベツです。ですから、食道から胃腸、肝臓、すい臓まで消化器に問題がある人は、キャベツを千切りにして、かつおぶしと醤油をかけて毎日食べてください。ちなみに、ヨーロッパではキャベツのことを「貧乏人の医者」と呼びます。高い金を払わずとも誰もが気軽にとれて、健康にいいってことですね。

 ◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「『空腹』の時間が病気を治す」(青萠堂)。