【美人整体師・久嬢由起子「つぼペンストレッチ」(16)】「今年こそ健康のために運動を!」と思っていたものの、何も始められずに今日を迎えてしまった人もいるのでは? 美人整体師・久嬢由起子がオススメするストレッチは誰もが簡単にできるものばかり。気軽にチャレンジできますよ。

 お尻の下、ヒップラインの真ん中あたりに「承扶(しょうふ)」というツボがあります。座骨周り(お尻や太もも)の筋肉の動きを助ける働きがあり、座骨神経痛や股関節炎に効くといわれています。

 また、腰痛や足のしびれのほか、ヒップアップ効果もあるので、女性向けのエステなどでも使用されているようです。男性も、お尻のお肉が垂れ下がるとスーツが似合わなくなったりしてカッコ悪いですから、気を付けたいところですよね。

 今回は、そんなツボを押しながら、下半身を鍛えつつ、股関節を柔らかくしちゃいましょう。似たようなストレッチを以前紹介したこともありますが、写真のように、片脚のヒザを曲げて前に出し、逆側の脚はヒザをついて後ろに伸ばします。その際、後ろになった脚側のツボをペン先で押しながら行うんです。

 グーッと体重を前脚のヒザにかけるようにして10秒。逆も同様で、数セットやってみましょう。ヒザを曲げすぎて痛くならないよう、気持ちいい程度で構いません。やってみると分かりますが、前脚の太ももにしっかり負荷がかかります。また、後ろ脚の裏側を伸ばしつつ、股関節周りの柔軟性もアップさせてくれるので、高齢者の転倒、ケガ防止につながります。

 指でツボを押してもいいのですが、体が硬い人だと意外としんどい。ペンを使うと、その長さのぶん、体勢的に楽になるのでオススメですよ。

【ツボの位置】お尻下部の中央

 ◆久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)1982年生まれ。整体師、肛筋トレーナー(日本大腸肛門病学会専門医公認)、ボディメイクトレーナー。ミス・ユニバース・ジャパンファイナリストの講師も務める。新たなストレッチ法を次々に考案。最新著書は「見るだけでやせる コア締めダイエット」。人気上昇中で、テレビや雑誌に引っ張りだこ。