強烈なイントネーションを持つ「栃木弁」は、栃木県人の特徴のひとつ。のどかな感じが魅力ともいえるでしょう。

 栃木県人には、ちょこっと顔を出してすぐに戻ってしまうという、内弁慶な気質があります。臆病な性格というよりも、むしろ無理をするのが苦手なのです。自分からは人と深く接しようとしないので、つかみどころがなく、ちょっととっつきにくいというイメージを持たれることも多いようです。

 でも、実は社交性もそこそこあり、性格もいたって温厚、真面目で忍耐力もあり、行動力や出世欲もあるので、普通に付き合うには、なんの苦労もいりません。

 ところが、そこからもう一歩踏み込んで付き合おうと思うと、スルリと逃げてしまうことがあるのです。親交を深めようとした途端に、結構難しい存在に変わったりするでしょう。

 シャイなのか、自分をさらけ出すことを極度に嫌うのか、ここぞという時に、仮面をかぶったようになってしまうのです。

 本人にしてみれば、そんなつもりはなくても、一歩踏み込もうとした人間にしてみれば、「冷たくされた」「拒絶されたのではないか」という感覚が残ってしまい、戸惑いを感じるかもしれません。

“情熱的”“エネルギッシュ”といったイメージからは遠いものの、栃木県人の性格や行動パターンを理解していれば、安心して付き合えるでしょう。