千円札に不気味メッセージ残した男 動機は司法書士試験裁判敗訴と主張

2020年10月23日 11時39分

中央付近にメッセージが印字された千円札

 NHKと法務省を糾弾する内容のメッセージが印刷された千円札が、茨城県で発見されたことは本紙が先週に報じた。それを「自分がやった」と主張する人物が明らかになった。

 オカルト評論家の山口敏太郎氏のユーチューブチャンネル「ATLASラジオ」で40歳の「きしけん」と名乗る男性が、山口氏の電話取材に応えたもの。きしけん氏は「今年1月から千円札にインクジェットプリンターで50万枚印刷し、流通させた」と明かした。本物の千円札なら5億円分となるため、真偽は不明だ。

 問題の千円札には赤い文字で「NHKと法務省をぶっ壊す!報道封鎖されたのでニュースになるまで断固受信料拒否しろ!」と印刷されていた。

 動機としては「司法書士試験で、出題ミスを2度されて合格を不合格にされている。試験は平成23年度と26年度で明らかに問題が間違えている」と訴えた。実際、26年(2014年)度の同試験では、資格試験の学校や講師らが、出題の一部が間違っていたと指摘している。

 きしけん氏はこの件で裁判も行ったという。

「23年度の方では裁判をしたが、26年度は訴えたら、却下された。23年度の試験の出題ミスで訴えた際は、相手は法務省なので国になるのだが『出題ミスに関してすべてにおいて反論なし』と答えた。これは裁判では請求がすべて通ってしまうことになる完全敗北宣言。だが、それを裁判官が認めなかった」

 NHK批判については、印刷した千円札などのことを「NHK職員にニュースにしてほしいとお願いした。職員は『これはニュースになる』と言ってくれたのに、ニュースにしてくれなかった」ためとしている。

 どんな理由であろうと、紙幣に文字を印刷するのは迷惑行為だ。

【関連記事】