新型コロナ感染でイラン最高指導者の側近死亡 英ジョージ王子の幼稚園でも4人療養

2020年03月05日 16時00分

ハメネイ師(ロイター)

 新型コロナウイルスによる感染が世界中で拡大し、感染の勢いは各国のトップレベルにも迫りつつある。イランでは最高指導者・ハメネイ師の側近が感染により死亡。英国ではウィリアム王子とキャサリン妃の子供たちが通う幼稚園で、感染の疑いがある園児数人が確認され、不安が広がっている。

 イラン国営通信は、ハメネイ師の顧問を務める側近が、新型コロナ感染者を収容しているテヘラン市内の病院で数日前に死亡したと発表。国営通信は死因には触れなかったが、各国メディアは新型コロナ感染により死亡したと伝えている。

 同国では保健省の次官や副大統領の感染が相次いで確認され、政権内での感染拡大の可能性が指摘されている。特にハメネイ師は80歳と高齢のため、体調を心配する声が上がっている。同師は1979年のイラン・イスラム革命を主導し、89年に同国の最高指導者に選出された。イランでは4日、感染者が2922人、死者92人に上った。

 一方、ウィリアム王子夫妻の長男ジョージ王子(6)と長女シャーロット王女(4)が通うロンドンにある幼稚園「セント・トーマス・バタシー」で、少なくとも園児4人が新型コロナ感染の疑いがあるとして、自宅で療養中であることを同園が発表したと英紙オブザーバーが報じた。

 うち2人は新型コロナ感染が広がるイタリア北部への旅行から帰国後、発熱や咳の症状が出た。感染の疑いがあるとして、自主的に自宅療養している。同紙はウィリアム王子夫妻を含め、園児全員の保護者にその事実が伝えられ「感染の脅威は世界中の学校に及んでいる」と強調した。

 英国では4日までに85人の感染者が確認されている。ちなみに、ジョージ王子はエリザベス女王のひ孫で、チャールズ皇太子、ウィリアム王子に続き、王位継承順位は第3位だ。