辛くもスペイン1部に残留したマジョルカの日本代表MF久保建英(20)の費用対効果が悪いと、地元メディア「OKバレアレス」が退団の見通しとともに伝えた。

 同メディアは、今季のパフォーマンスは投資に見合わないものだと指摘。公式戦31試合で2得点3アシストは、負傷離脱期間があったとはいえ、前回在籍時(公式戦36試合4ゴール)を下回る。久保のおかげで今季のメインスポンサーは、日本企業の株式会社タイカで、年間100万ユーロ(約1億3600万円)以上の収入を得ているが、久保にかかる費用は、年俸と保有元であるレアル・マドリードへの支払いで300万ユーロ(約4億円)だけに、活躍しているならともかく、物足りないわけだ。

 さらにハビエル・アギーレ監督が4月から指揮を執るようになって、出場機会が減少したため、低い評価しか受けていないとした。それだけに久保に支払う年俸がなくなれば、より良い補強ができるとまで指摘されてしまった。ルイス・ガルシア前監督時代は、レンタル期間延長も浮上したが、すっかり過去の話。メインスポンサーも当初の1年で契約を満了するとのことで、これも久保が去る証しでもあるという。