11月開幕のカタールW杯に2大会ぶり2度目の出場を決めたエクアドルが大会から除外される可能性が出てきた。

 スペイン紙「マルカ」など各メディアによると、エクアドル代表としてW杯南米予選に8試合出場したFWバイロン・カスティージョ(23)の出生地をめぐる疑惑が浮上しているという。

 当初は1998年11月10日にエクアドルのグアヤス州で誕生したとされてきたカスティージョだが、パラグアイサッカー連盟が同選手の出生地についての疑惑を指摘。最近になって1995年7月25日にコロンビアのトマコで生まれたという出生証明書が出てきた。しかも3年後にエクアドルに登録されたとの文書も出てきた。

「マルカ」紙は「エクアドルに深刻な問題をもたらすかもしれない」とカタールW杯出場権をはく奪される可能性に言及。その上で「南米サッカー連盟や国際サッカー連盟が、どう対応するかは不明」としながらも、エクアドルはカスティージョが出場したW杯予選の勝ち点を失うかもしれないという。

 その場合、チリがW杯出場圏内に浮上し、ペルーが大陸間プレーオフとなり「コロンビアは今のところ喜べない」と報じていたが、今後の動向が注目されそうだ。