サッカー中国1部リーグ山東泰山に所属していたプロサッカー選手が、女性への暴行で警察沙汰を起こし、物議をかもしている。

 中国「足球報」などによると、済南公安局李成区分局は18日、元山東泰山所属の成源に対し、10日間の行政拘留と500元(約9000円)の罰金を課した。今後、さらなる捜査の結果に基き、法律に基づいた処理が取られるという。

 警察の発表によると、16日未明に済南市にあるバーのトイレの入り口で成が女性とささいなことで口論に。女性を殴りケガをさせた。この騒動後、ネット上で女性が顔にケガを負った写真が拡散。警察も捜査に乗り出していた。

 成は2021年シーズンにリーグ制覇を果たした山東泰山に所属していたが、今年1月1日で契約が切れ、フリーだという。

「足球報」は「中国サッカー界では、選手による場外での規律違反事件が多発し、中国サッカー界の評判に大きな悪影響を及ぼすとともに、選手自身のキャリアにも深刻な影響を及ぼしている」と厳しく記している。