ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)の現状を現地メディアが批判した。

 香川は14日の練習で右太ももを負傷して全治2週間と診断され、現在はリハビリに励んでいる。ギリシャ紙「メトロスポーツ」は「香川はピットに留まっている。足首の痛みや肉離れにより、彼はチームの他のメンバーから離れている」としたうえで「まだ彼に存在する期待を正当化できていない」として周囲の期待に応えられていない現状を指摘した。

「8試合で合計263分、平均32分しかプレーしていない。集中的なトレーニングと実戦のない6か月を経た後の彼の動きは重く、以前の香川の良好な体調からはほど遠いようだ」とPAOKに入団以来思うようにプレーできず負傷を繰り返している実情を厳しく報じた。

 さらに、欧州で実績を残した後に鳴り物入りでギリシャリーグに来ながら期待を裏切った〝失敗例〟を紹介。PAOKでプレーした元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフら7人を挙げ、香川がそうした選手と同様にならないよう叱咤激励した。

 ギリシャリーグは現在プレーオフ真っ只中。リーグ戦は残り4試合で香川が今季中に復帰できるか注目が集まっている。