スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)の保有権を持つ同1部レアル・マドリードが、レンタル先変更を検討し続けていることで、1月の移籍市場で再び争奪戦になる可能性が出てきた。

 主力の働きを期待されてビリャレアル入りした久保だが、ヨーロッパリーグ(EL)1次リーグ5試合に先発する一方でリーグ戦は13試合中先発はわずか2試合。2度目の先発となった13日のベティス戦で華麗なヒールパスを繰り出し、技術の高さを示したものの、リーグ戦ではノーゴールが続く。

 そんな状況に保有元は、十分な出場機会を得ていないとみており、スペイン紙「マルカ」はスペイン1部ヘタフェが、1月の獲得を目指してRマドリードに接触していると報じたばかり。

 さらに同国紙「エル・デスマルケ」は、同国メディア「カデナセール」の報道を引用する形で、1月の移籍市場で久保に興味を持っているのはヘタフェだけではないとし、今夏に獲得を目指したセビリア、ベティス、セルタ、オサスナ、グラナダ(ともにスペイン1部)などが、Rマドリードに久保の状況を確認したと指摘した。

 実際にRマドリードがレンタル先変更を決断すれば、スペイン国内外30クラブからオファーがあった今夏の再現があってもおかしくはない。