【欧州CL】メッシ 60メートルの超絶ロングパス&2試合連続ゴール

2020年10月29日 11時00分

ゴールを祝福するメッシ(ロイター)

【イタリア・トリノ発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第2節の8試合が28日(日本時間29日)に行われ、G組バルセロナ(スペイン)は敵地でユベントス(イタリア)を2―0で破って開幕2連勝を決めた。FWリオネル・メッシ(33)は60メートルにも及ぶ超絶ロングパスをピンポイントで通して先制点をお膳立て。終了間際にはPKで2試合連続ゴールも決めた。確執があった会長の辞任も追い風となり、頼れるエースはパフォーマンスを取り戻してきた。

 確かな技術に加え、勝負どころを的確に見極める戦術眼。5度のバロンドール獲得を誇るバルサの王様は、たった1本のパスで試合の流れを変える力を持っていた。

 ボール支配率を高めてゴールに迫るバルサに対し、鉄壁の守備ではね返すユーベという図式。序盤はさすがのバルサも苦しんだが、前半14分に均衡を破った。

 左サイドでMFペドリのバックパスを受けたメッシは渾身の左足のキックで逆サイドでフリーになっていたFWウスマヌ・デンベレ(23)にロングパス。60メートル近いパスをピンポイントで受けたデンベレは中央に切れ込んで右足シュートを放つと、ボールは相手DFに当たり、ドライブ回転がかかりながらゴールに吸い込まれた。会心のパスから生まれた先制弾にキャプテンマークを巻いたメッシも、してやったりの表情だった。

 試合前からメッシの周辺は騒がしかった。24日の国内リーグではレアル・マドリードとの「クラシコ」で完敗。因縁の対決と言われたユーベのFWクリスチアーノ・ロナウド(35)は新型コロナウイルスの再検査でも陽性のままで、再戦はお預けになった。さらに、7月の移籍騒動の最大の原因とされたジョゼップ・バルトメウ会長(57)がユーベ戦前日に辞任。そんな中でも心を乱すことなく、同組最大のライバルとのアウェー戦で勝ち点3という最高の結果を手にした。

 この日のバルサは流れを簡単に渡さなかった。前半30分にはユーベFWモラタにゴールを割られたが、オフサイド判定でノーゴール。さらに後半10分にもモラタのボレー弾でゴールネットを揺らされたと思われたが、VAR検証の結果、これもオフサイドで救われた。同40分には相手DFが警告2枚で退場して数的有利となり、試合終了間際には17歳の新鋭FWアンス・ファティがPKを獲得。メッシが冷静に決めて試合を終わらせた。