スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(19)が自身の所属元となるレアル・マドリード戦(24日)で果敢なドリブル突破を仕掛けるなど存在感を発揮したが、その活躍に絶賛の嵐だ。

 敵将となるRマドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)は久保のパフォーマンスについて「彼は素晴らしい試合をした。彼がどういう選手なのか我々は知っていて今日はそれを証明した。非常に技術が巧みで常に相手ゴールへ向かう。彼のパフォーマンスに私が驚くことはない」と最大級の賛辞を贈った。

 現地メディアも軒並み高評価だ。スペイン紙「アス」は0―2で敗れたマジョルカイレブンの中で最高となる3点を与えた上で「クボは目立っていた。ボールを自在に操り、全ての目が彼に集まり、そして彼は期待に応えてみせた」とたたえた。「マルカ」や「ムンドデポルティーボ」など大手紙もこぞって高い評価を与えた。

 スペイン国外でも、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は「レアルに問題を引き起こした。日本人がボールを持ったときは耐えるだけだった」と称賛。世界中にその存在をアピールした。