日本サッカー協会がU―23日本代表を編成して、本田圭佑が率いるU―23カンボジア代表と対戦することになった。

 16日に取材に応じた反町康治技術委員長は「U―23というカテゴリーを急きょ立ち上げた。U―23カンボジア代表から試合をしてほしいと依頼を受け、五輪チーム(U―21代表)が活動するのは難しいと思っていたが、大学生中心のチームは海外での活動が少なくなっている事情もあり、大学サッカーの強化の意味でも必要性を感じた。大学生を中心に、そこに参加させていただく」と説明した。

 現在A代表の下のカテゴリーは2024年パリ五輪を目指すU―21代表だが、今回はカンボジアに遠征する機会を利用するため、大学生を中心としたU―23代表を編成することになった。

 20日に国際親善試合、その後に練習試合も行う予定。

「カンボジアはフル代表の監督で(本田)圭佑がやったりとか日本人の方もたくさんいて強化していて非常に縁のある国だし、われわれも力をつけて帰ってきたい。お互いの思惑が一致した」

 本田は5月に東南アジア競技大会でU―23カンボジア代表も指揮しており、〝指揮官・本田VS日本代表〟が初めて実現することになる。

 反町委員長は「少しでもいい成果を得られるようにして帰ってきてほしい」と強調。森保ジャパンの〝裏カード〟となるが、こちらにも注目が集まりそうだ。