カタールW杯アジア最終予選(27日)で森保ジャパンと対戦する中国代表のエースMF武磊(ウー・レイ、エスパニョール)の「疲労ないとはいえない」発言に、中国ファンから痛烈な皮肉が寄せられている。

 武は、中国代表で数少ない海外組。代表の中心選手なのだが、エスパニョールで起用されず、不遇の日々を送っている。「体壇周報」は日本戦を「武にとって最大の挑戦」と指摘。「最近の20日間で1分しか試合をしていない。チームにとっても、ここまで武のデータがないことは今までになく、テストケースになる」と、試合時間があまりに少ないエースのプレーとチームに対する影響について記している。

 中国のファンからも厳しい声が飛ぶ。武は日本に到着後のインタビューで「この(海外との往復)リズムに適応しているが、体が疲労していないとは言い切れない。何しろ、20時間のフライトなので」「みんなと会えてうれしい。気分が良いと、疲労回復にも良い」などと答えた。これに対しネット上では「ずっとベンチで座ってるだけだろ」「1分しかボールを蹴ってないのに疲れるの?」「海外にいる意味ない」などと皮肉と批判コメントが殺到している。

 国のエースとしての期待が大きいだけに、日本戦でもシビアな視線が集まりそうだ。