W杯カタール大会アジア2次予選F組のキルギス戦(14日、ビシュケク)と国際親善試合のベネズエラ戦(19日、大阪・吹田)の日本代表が6日、発表された。

 魅力満点のハーフストライカーが森保ジャパンの秘密兵器になる。

 今回の代表活動ではアウェーのキルギス戦(14日、ビシュケク)後に、移動の負担を考慮し欧州組8選手が日本へ帰国せずに離脱。代わりに大阪で行われるベネズエラ戦では国内組を数多く抜てきすることになった。そのメンバーの中で注目が集まるのが、FWオナイウ阿道(23=大分)だ。今季のJ1でのゴールは2桁の10得点に到達。ナイジェリア人の父を持つハーフで身体能力には定評があったが、今季の活躍で一気に才能が開花し、A代表初選出を果たした。

 これまで森保ジャパンでは1トップが大迫に依存する形で課題となってきた。さまざまな選手を試したが、エースに匹敵する有力候補は現れていない。それだけに代表でも持ち前の決定力を発揮すれば、レギュラー争いに割って入る可能性は十分だ。「代表の名に恥じないように、しっかりとプレーできるように頑張ってきます」とやる気をみなぎらせる大器が、森保ジャパンの懸案を解消する。