サッカー女子の皇后杯決勝(29日、京都・サンガスタジアムbyKYOCERA)は日テレが浦和を4―3で下し、4連覇を果たした。

 日テレは前半11分に先制し、2点のリードも持って迎えた後半に追いつかれると、3―3の43分にFW小林里歌子(23)がこの日、2点目となるゴールで勝ち越しに成功。今季のなでしこリーグを制した浦和を振り切って通算15度目の優勝を達成した。キャプテンのDF清水梨紗(24)は「皇后杯こそはと、チーム全体に意識があった」と喜んだ。

 日テレの永田雅人監督(44)は「最後の試合なので持てる力を出し、リスクがあっても前に出て、点を取って勝とうという話をしていた。相手を上回って勝ててよかった。(チームの)歴史、サッカー哲学が連覇につながったのではないか」と振り返った。