【シェイナ・ベイズラー(SD)】
“サブミッション・マジシャン”ことシェイナ・ベイズラーが、大舞台でSD女子王座初戴冠を狙っている。
サウスダコタ州出身の42歳。格闘技のキャリアは長く2006年6月に総合格闘技デビューを果たす。その後、エリートXC、ストライクフォース、FCFなどのイベントでキャリアを積み、13年8月からは世界最大の格闘技イベントUFCと契約。15年3月まで2戦を経験した。
もともとプロレス志向は強く、ジョシュ・バーネットにコーチを受けた経緯もあってプロレスへ転向。15年9月にラスベガスの独立団体でデビューを果たした。その後も米独立団体や日本でキャリアを重ね、17年にはWWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」に出場。決勝戦(9月)ではカイリ・セイン(現KAIRI)に惜敗するも、格闘技仕込みの実力をいかんなく発揮。17年10月にWWEと正式契約を交わした。
17年12月からNXT所属となると、打撃や必殺のキリフダ・クラッチ(裸絞め)を武器に快進撃を続け、18年4月にはエンバー・ムーンからNXT女子王座を奪取。8月にカイリに王座を奪われるも、10月に奪回して1年以上王座を保持、19年12月にリア・リプリーに敗れ、20年に入るとロウへ戦場を移した。
同年3月「エリミネーション・チェンバー(EC)」EC戦では何と1人で5人抜きという史上初の快挙を達成。4月「レッスルマニア36」ではロウ女子王者ベッキー・リンチに丸め込まれ惜敗したが、その後は巨女ナイア・ジャックスとのコンビで大暴れ。WWE女子タッグ王座を2度戴冠した。
しかし協調性はあまりなく、タッグよりはシングルプレーヤーとしての実力のほうが優れており、特にアスカとの関節技の攻防は実にスリリングである。
今月7日にはSD女子王座挑戦者決定ガントレット戦を制し、英国で約30年ぶりに開催されるスタジアム興行「クラッシュ・アット・ザ・キャッスル」(9月3日、ウェールズ・カーディフのプリンシパリティ・スタジアム)でSD女子王者リブ・モーガンへの挑戦権も得た。歴史的な大舞台で、WWE一のコワモテ女子の夢は実現するか。












