【オハイオ州クリーブランド発】WWE・ロウでRKブロ(ランディ・オートン&リドル)が〝神業〟連発でロウタッグ王座奪回に成功した。

〝毒蛇〟オートンと元UFCファイター・リドルの人気コンビは5か月近く同王座を守っていたが、今年1月にアルファ・アカデミー(チャド・ゲイブル&オーティス)にベルトを奪われた。この日は王者組、セス・ロリンズ&ケビン・オーエンズとのトリプルスレット王座戦で激突。ベルトとともに祭典「レッスルマニア38」(4月2、3日、テキサス州・AT&Tスタジアム)出場もかかっているとあって、試合前には冷酷な毒蛇が「絶対にタイトルを取り戻す!」と珍しく気合を前面に出して、決戦に臨んだ。

 試合は3チーム6人が入り乱れて殴り合い、大技を出し続ける白熱の大激戦に。勝利を呼び込んだのはRKブロの〝神業〟だ。ゲイブルが得意のジャーマン連発から、リドルをエクスプロイダーで叩きつけた。ゲイブルは後ろ向きの体勢でコーナー最上段へ。トドメのムーンサルトプレスを放ったが、ここでいつの間にかオートンがリングイン。鮮やかに宙を舞ったゲイブルに、なんとカウンターのRKOを見舞ったのだ。

「オーマイガーッ!!」と実況が絶叫する前代未聞の衝撃技に、観客は大熱狂。だが、オートンはオーエンズのスーパーキックを浴びて場外に転落し、ロリンズとオーエンズが大技ラッシュでゲイブルを追い込んだ。

 最後はロリンズがゲイブルの頭をカーブストンプで踏みつけ、決着と思いきや…ここでリドルがリングに入り、ロリンズを場外に放り投げた。KOされたゲイブルを、柔道の後袈裟固め(うしろけさがため)で電光石火の押さえ込み。こちらも見事な〝神業〟で、3カウントを奪った。
 
 試合後のリング上ではリドルが「オレたちはレッスルマニアに行くぞ!」と絶叫。毒蛇は「オレはこのリングに20年以上いるが、今、このリングに相棒のリドルといることほど、愉快なことはなかったぜ。心から思うよ、こいつはオレの友達なんだ」などと言い、リドルを抱き寄せた。

 唯我独尊でWWEマットで暴れまくってきたオートンが後輩レスラーをたたえ、熱く友情を語るなどめったにないこと。RKブロのさらなる活躍に注目だ。