【スターダム】葉月&コグマ “波乱”のタッグ王座奪取 試合後「涙」を見せた理由

2022年01月10日 05時15分

王座奪取を喜ぶ葉月(左)とコグマ(東スポWeb)
王座奪取を喜ぶ葉月(左)とコグマ(東スポWeb)

〝挫折コンビ〟は新たな王者像を築けるか――。女子プロレス「スターダム」9日の後楽園大会で、葉月(24)、コグマ(23)組がジュリア、朱里組を逆転の末に破り、ゴッデス王座についた。

 16分55秒の戦い。長らく劣勢を強いられる展開だったが、相手の攻撃を耐えきった上、最後は葉月がジュリアの必殺技・グロリアスドライバーの一瞬の穴を突き、体を入れ替えての葉月ストラルで丸め込んで3カウントを奪取。観客席のファンが思わず驚きの声を漏らす番狂わせだった。

 試合後、コメントブースではコグマが感極まり涙し、その横で葉月も「(自分は)泣かない」と天を仰いだ。ともに引退と復帰を経験した。葉月は2019年12月に引退し、昨年10月に復帰。コグマは15年の退団から6年のブランクを経てリングに戻った。同期でもある2人は「昔から一緒に(ゴッデス王座を)取ろうって言ったりしていた」(コグマ)と同じ夢を描いていたものの、組むよりも対角に立つことが多くなり、なかなかかなうことがなかった。それが引退まで経験して、たどり着いただけに思いもひとしおだ。

 だが、もちろんこれをゴールにする気はさらさらない。目指す王者像を問われると、コグマは「人生いろいろあると思うんですけど、あきらめたり挫折したり、そういうことを乗り越えればいい未来が待っているよっていう…そんな人たちの支えになるような王者になっていきたいと思います」と、苦難を乗り越えたからこその言葉。

 葉月も「私たちの過去を知らない人も多いと思うので、しっかり過去も知ってもらって、私たちの今を知ってもらえればと思います」とうなずいた。

 挫折を力に変えたコンビはどんな防衛ロードを歩むか。まずは、この日挑戦表明してきた舞華、ひめか組を相手にV1戦を行うことが濃厚だ。

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