新日本プロレス28日幕張大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、エル・デスペラードがDOUKIとの鈴木軍同門対決を制し、5勝目を挙げた。

 互いを知り尽くした両雄の公式戦は、感情むき出しの攻防が続いた。左ヒザに狙いを定めて攻め立てたデスペラードはピンチェ・ロコ(変型バスター)を狙うが、これを回避されるとイタリアンストレッチ(変型腕固め)に捕らえられる。なんとかエスケープして場外へ出るも、トぺスイシーダからのDDTでコンクリートに頭を打ち付けられてしまう。

 さらにリングに戻ってデイブレイクから再度のイタリアンストレッチに捕獲されたが、DOUKIがリング中央へ引き寄とせようとしたスキを突いて脱出に成功。グラウンドドラゴンスクリューで形勢を逆転すると、一気にヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)に捕らえてギブアップを奪ってみせた。

 同門対決とはいえ、開幕前の全体会見(13日)では乱闘寸前になるほど、一触即発の空気が漂っていた。キッカケはデスペラードとのタッグで出場した「タカタイチマニア2・5」(6日、後楽園)で葛西純、本間朋晃組に敗れたDOUKIが、SNSで自らを「噛ませ犬」と卑下していたことだ。この日のリング上でマイクを握ったデスペラードは「タイチと俺がどんな気持ちで、お前をパートナーに選んだと思ってんだよ! それで負けたから〝噛ませ犬〟だ? そんなつもりでお前を選んだつもりじゃねえんだよ! テメエのステージを落としてるのはな、テメエの振る舞いとテメエの言葉だ!」と改めて盟友を叱責した。

 バックステージでもデスペラードの怒りは収まらない。「YOHだって今、クソみたいなドツボにハマって、マイクで『こんなヤツがいてもいいじゃん』って…『それ、自分で言うことか?』って思ったけどよ! そういうとこにドハマリすんだよ、人間誰しもがよ。そこにいることを自慢してどうすんだよ! テメーが選んだ道だろうが。ステージ上がってんだからよ、振る舞い変えろよ!」と容赦なく斬り捨て、DOUKIに奮起を促していた。