新日本プロレスは9日、新たに7選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、団体内感染者が計9人となったことを発表した。

 新日本では4日の福岡大会の試合前に出場予定選手の発熱を確認し、急きょ対戦カードを変更。翌5日の検査で当該2選手が陽性判定を受けた。これを受け濃厚接触者ならびに他選手、スタッフも必要に応じ検査を行うとしていた。

 そして新たにこの日までの検査で7人の陽性が明らかになり、陽性者は計9人となった。これまで徹底した防止対策を行って感染者を出してこなかった新日本プロレスだが、団体内でクラスターが起きてしまった格好だ。「陽性判定を受けた全選手が軽症もしくは無症状ではありますが、保健所、医療機関の指導の下、隔離措置の上、治療に専念してまいります」と発表した。

 国内では新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、緊急事態宣言は31日まで期限が延長された。新日本は予定していた15日横浜スタジアム大会、29日東京ドーム大会の2大スタジアムマッチの延期を発表している。