新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」が15日の愛知県体育館大会で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」と同時開幕。前年度覇者のジュース・ロビンソン(31)、デビッド・フィンレー(27)組がタマ・トンガ(38)、タンガ・ロア(37)組を下して連覇へ好発進した。

 歴代最多タイ6度のIWGPタッグ王座戴冠を誇る「GOD」との優勝候補対決は、合体技を巡る応酬の連続となった。GODのマジックキラーを浴びたジュースだったが、これをカウント2で返すとスーパーパワーボムは阻止。フィンレーの雪崩式ブレーンバスターからジュースがダイビングボディープレスを決めて、ロアを試合から除外する。

 さらにジュースは敵軍セコンドの邪道(52)にもナックルパートを見舞いタマを孤立させる。最後はジュースが担いでフィンレーがフライングラリアートを見舞うドゥームズデイ・デバイスで激闘に終止符を打った。

 重要な初戦をものにしたジュースは「意味のある勝利だ。俺の狙いは(現IWGPタッグ王者の)タイチとザックだ」と豪語。フィンレーも「2連覇を決めてベルトを取り返すぞ」と誓っていた。

 またそのタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組も後藤洋央紀(41)、YOSHI―HASHI(38)組を下し王者組の貫禄を示した。