【新日本】ヤングライオン杯で外国人初V ”猛獣”フレドリックスはナイスガイ

2019年09月26日 16時30分

フレドリックス(上)と海野の試合は見る者を熱くさせた

【プロレスキャスター元井美貴の本日、プロレス日和】新日本プロレスの若手選手がしのぎを削った「第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦」が、22日の神戸大会で幕を閉じました。今回は新日本プロレスの選手を輩出する「野毛道場」だけでなく、柴田勝頼選手がコーチを務める「LA道場」(米国)、バッドラック・ファレ選手が指導する「ファレ道場」(ニュージーランド)から計8選手がエントリーし、道場対決や同門対決といった見どころだらけで連日盛り上がりましたね。

 優勝候補と呼び声の高かった海野翔太選手は「負けたら終わり」「ヤングライオン生活の全てをかけて戦う」と宣言して最後の公式戦に進み、LA道場のカール・フレドリックス選手との首位対決に臨みました。フレドリックス選手がバキバキの肉体と跳躍力を見せつけながら、とんでもない角度の逆エビ固めで勝利をつかみ、外国人選手として初優勝を成し遂げました。

 陸上競技、バスケットボール、フットボールで培ったスピードとパワーを備え持ち、リングの上では師匠の柴田選手をほうふつとさせる野生動物のようなどう猛な姿が印象的な選手です。その一方で、リングを下りると誰にでも気さくに話しかけてくれるナイスガイを絵に描いたような方で、私がパックの牛乳と豆乳を一緒に飲んでいたら「TWO(ふたつ)!?」と通り過ぎざまに爽やかな突っ込みを入れてくださいました。この優勝を起爆剤に、さらなる活躍に期待が高まります。

 惜しくも優勝を逃した海野選手は英国へ、同じく2017年デビュー組の成田蓮選手は米国(LA道場)へ無期限の武者修行に出ることが発表されました。若獅子がどんなモンスターになって帰国するのかワクワクすると同時に、野毛道場とLA道場で研さんされながら受け継がれていく技術と魂に新日本プロレスの明るい未来を感じます。