ジャパン女子プロレス、LLPW(現LLPW―X)で活躍し、昨年9月に死去した元プロレスラーの風間ルミさん(本名斉藤ルミエ=享年55)に東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」功労賞が贈られた。
都内のLLPW―X道場で盟友の神取忍(57)が代表して表彰状とトロフィー、目録を受け取り「また泣けてくるね。振り返って、改めてすごかったなって。風間がやってきたことが無駄にならないように、風間の分も頑張っていきたいと思います。きっと風間も喜んでいると思う」と目に涙を浮かべた。
3月15日には追悼イベント「風間祭り(祀り)」を東京・後楽園ホールで開催する。毎年5月には神取と一緒に東京・浅草神社「三社祭」に参加するのが恒例だったように、風間さんが大のお祭り好きだったことからイベント名を決めた。
神取はメインで尾崎魔弓と組み、星ハム子&宮城もちと対戦。風間さんと神取は同期で、尾崎は1986年8月17日のジャパン女子旗揚げメンバーだった。当日は追悼セレモニーも行われる予定で、神取は「祭り好きというところでにぎやかにしたいね。義理人情で生きてきたというのがあったから、お世話になった人への恩返しもありで、最後に笑って見送りたいよね」と語った。
風間さんが残した功績は神取が後世に残す。「女子プロレスを変えていったわけじゃん。体重制限や身長制限を取り除いて。女社長は無理だよというのもやり切った。これからも固定観念を打ち破っていく気持ちを受け継いでいければ」と語り、イベントの成功を約束した。