東京スポーツ新聞社制定「2021年度プロレス大賞」が決まり、今年も選手・関係者、ファンの間でさまざまな反響があった。本年度は最優秀選手賞(MVP)を初受賞した新日本プロレスの鷹木信悟(39)らフレッシュな顔ぶれがそろった一方、年間最高試合賞(ベストバウト)、最優秀タッグ賞に女子選手がノミネートされるなど女子プロの躍進が目立った。特別選考委員として選考委員会に初参加した蝶野正洋(58)と小橋建太(54)はどう見たのか――。
本年度のプロレス大賞では、ベストバウトに女子プロレス「スターダム」の2試合がノミネート。3月3日に日本武道館で行われたジュリア対中野たむの髪切りマッチと、6月12日の大田区大会で行われた林下詩美対朱里のワールド王座戦で、ともに話題を呼んだ試合だった。
また最優秀タッグ賞には同じくスターダムのジュリア&朱里がノミネート。新人賞は東京女子プロレスで活躍するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希が受賞した。小橋が「女子は大きい団体が出てきているので、こういう感じになりますよね」と語るように、スターダムの急成長が背景にある。今年は日本武道館、大阪城ホールに初進出し、29日には両国国技館大会を控える。
世界最大の団体、米「WWE」では年間最大興行「レッスルマニア」のメインを女子選手が務めるなど、世界的な潮流とも言える。そこで蝶野は「女子は3部門くらい、ベストバウト、MVP(女子プロレス大賞)、そしてもう一つくらいあっていい」と提案する。
さらに「試合数は規定を入れた方がいいかもね。俺らの時はよそから来た小川(直也)とか北尾(光司)とか話題を持っていって、年間130試合やってるこちらとしては納得がいかないんだよね。最低基準30試合以上とか規定入れ、それに入れない人は特別賞に入れてあげるとか」と続けた。
2人が必要性を感じたのが、プロレス大賞の〝オープン化〟だ。小橋が「プロレス大賞は公平にしているというのをみんなに分かってもらうためにも見せればいい」と言えば、蝶野も「公正にやっているのを感じた。今の時代はこの選考会をユーチューブなりで流す時代じゃないかなと。そことの連動を来年あたりやるべきだな」と訴えた。
MVPを初受賞した鷹木について、蝶野は「プロレス大賞のMVPは時代を背負う。2022年も突っ走ってもらわないと。ここはしっかりと業界の枠を超えた知名度、吸引力を目指してもらいたい」と〝黒いエール〟を送る。
小橋も「2年連続、3年連続とMVPを取るような思いでやってほしい」と期待の言葉を送った上で「真剣な選考委員会というのを感じることができたのでうれしかった。勉強になったよ。来年のプロレス界も楽しみ。俺も広くプロレスの試合を見ようと思う」。早くも来年度の選考委員就任に意欲をのぞかせた。












