長州いよいよ26日ラストマッチ 前田日明が語る87年顔面蹴撃事件

2019年06月22日 16時30分

前田氏は長州の写真を前に思いを語った

“革命戦士”長州力(67)が26日の「POWER HALL 2019」(東京・後楽園ホール)でラストマッチを迎える。本紙では特別連載「革命戦士最終章」を緊急スタート。第1回は格闘王・前田日明氏(60)の登場だ。1987年11月19日の新日本プロレス後楽園ホール大会で起こった伝説の「顔面蹴撃事件」を振り返るとともに、かつてのライバルに惜別のメッセージを送った。

 ――長州がリングを去る。心境は

 前田 いつまでやってんのかなって思ってたよね。みんなそれぞれの一番調子のいいときの動きを知ってるから、ケガしないのかなって心配だったんだよね。

 ――長州もリングに上がる恐怖を語っていた

 前田 髙山(善廣)がケガしたみたいに回転エビ固め一つ取っても、体重次第で(大ケガにつながる)。年を取ると、この体勢でやったら危ないなって一瞬の判断ができなくなってくる。

 ――2月には「プロレスリングマスターズ」の会場で再会し“リキラリアート未遂”が話題に

 前田 カウンターで顔面に蹴り入れてやるよ(笑い)。まだ俺の蹴りのほうが速いよ。

 ――1987年11月の顔面蹴撃事件(※)は語り草に

 前田 しょうがないよ。お互い立場があって、俺の場合は(UWFの)みんなをメシ食わさないといけなかった。身をていしてもなんとかしないと、と思っていたからさ。

 ――今ではお互い水に流して…

 前田 いや、向こうはあくまでも俺が狙ってやったと今でも思ってるんだよ。根に持ってるよ、長州力。だから面白いんじゃない。聖人君子じゃあるまいし、生身の人間だから面白いんだよ。

 ――改めてどういう出来事だったか

 前田 周りの反応がすごい意外だったんですよね。(アントニオ)猪木さんまで「プロレス道にもとる」とか言ってさ。猪木さんだってグレート・アントニオが動かないからって、ガンガン蹴って血だらけにしてるじゃない。そんなことしておいて何で俺が「プロレス道にもとる」んだって。

 ――長州をアマ格闘技「アウトサイダー」の会場に呼んだことも

 前田 一時期はヒクソン(グレイシー)とやるとか話あったんだけど、もしやってたら、ヒクソンは絶対、長州力をテークダウンできない。賭けてもいいよ。

 ――勝ってた可能性も

 前田 勝つか負けるか、そこまでは言いたくないんだけど…テークダウンできないんだから(ヒクソンは)勝てないでしょ。反対に引き倒して、上に乗って(ポジションを)変わんなくていいなら全然…勝てるんじゃないの? パウンドで十分だよ。全く関節(技を)知らないわけじゃないしさ、あの人。いやー、ヒクソンとやるとこ見たかったね。やってあの人が下手打ったら、俺が出ていく、みたいな。

 ――最後にメッセージ

 前田 星野(勘太郎)さんや山本(小鉄)さんのように、60代で突然亡くなってしまう話、この業界で聞くから健康だけは気をつけてほしいね。やっぱり、年取ってわけの分からん頑固ジジイになって、ギャンギャン言っている姿を見たいね。