【週刊Mリーグ】アガリが出なくても…麻雀は面白い!

2020年02月15日 12時00分

流局…全員が聴牌だった(C)AbemaTV

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。派手なアガリは麻雀の華ですが、今回は誰もアガらなかったけどプロらしい素晴らしい一局を取り上げたいと思います。

 4人ともがいい手牌で、2着目の親番の村上プロは役牌南トイツのドラドラ、5万点持ったトップ目の寿人プロもタンヤオ赤の勝負手。白鳥プロは中アンコの赤ドラ、茅森プロもタンヤオで678の三色が見える手です。まず動いたのは親番を続けたい村上プロで、南をポン。“リーチ超人”と呼ばれていますが、ここは南ドラドラのアガリを目指します。直後に寿人プロが7萬をチーして食いタンに向かいました。寿人プロの立場からすれば、とにかく村上プロの親番を蹴りたい。北家の茅森プロの点数がハコ下であることから、この親番さえ流してしまえば、トップをかなり守り切れそうです。動いた2人に対し、白鳥プロ、茅森プロは慎重に手を進めていきました。

 さらに巡目は進んで、寿人プロは4萬をチーして、36筒待ちで聴牌(テンパイ)します。これは周りから見てもタンヤオの聴牌に見えます。待ちはどこなのか? 萬子2副露(フーロ)しており3メンツは考えにくいこと、上家の村上プロが切った索子45に反応していないことから、筒子がかなり危なく見えますね。289筒を切っていることから、36筒、47筒が本線です。一向聴(イーシャンテン)の村上プロは筒子3446の形となり、6筒を切るのが手広いのですが、やはり危険ということで切りません。一向聴を維持しつつ、萬子24のターツを落としていきます。寿人プロが7筒を切ったことで、ますます36筒の危険度は上がり、3筒をつかんだ茅森プロは聴牌を崩して回りました。また白鳥プロも、寿人プロが聴牌する前にドラの9萬をつかんでしまい、これは村上プロに危ないことからアンコの中を落としていって聴牌を目指しました。

 結果は4人が聴牌で流局です。親番を蹴るために真っすぐにアガリに向かった寿人プロに対し、他の3人は危険な牌を切らずにうまく回って聴牌を取り切りました。チームメートの沢崎誠さんも、これが今までのMリーグで一番いい局だったんじゃないかと言っていました。地味に見えるかもしれませんが、玄人好みの一局が先週のMMM(もう一度見たい麻雀Mリーグ)です。

☆おかだ・さやか=1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。