乃木坂46・松村沙友理を追い込んだスキャンダル後遺症 救った「バナナマン」とメンバー

2021年07月14日 05時15分

卒業した松村沙友理
卒業した松村沙友理

 乃木坂46の松村沙友理(28)が13日をもって、グループを卒業した。白石麻衣や橋本奈々未と並んで「御三家」と称され、人気を博した一方、スキャンダルで〝笑うことを忘れた〟時期もあった。逃げずに向き合った姿勢と周囲の支えで笑顔を取り戻し、誰からも愛された松村。まさに「アイドルを体現したアイドル」だった――。

 2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。デビューから卒業まで27枚すべてのシングルで選抜入り。同じ1期生で卒業した白石、橋本とともにファンから「御三家」と称され、結成当初からグループをけん引してきた。

 明るいキャラクターと愛らしい表情で、なくてはならない存在になった。この日、発売された卒業記念写真集「次、いつ会える?」には、全メンバーからのメッセージが収録。松村は取材で「自分ではあまり前向きな人間ではないと思ってるんですけど、メッセージを読むとみんなから〝明るさ〟や〝笑顔〟を褒めてもらえることが多くて。うれしくて、私の人生の励みになりそうです」と明かした。

 ただ〝笑顔〟ばかりかといえば、決してそうではなく、笑うことができない時期もあった。14年10月に週刊誌に異性スキャンダルが報じられたからだ。

「当時、責任を感じ、思い悩んだ松村は活動休止や卒業を申し出たが、スタッフとの話し合いの末に思いとどまった。ラジオやテレビ番組で涙ながらに謝罪。最近はスキャンダルが起きてもスルーするケースが増えていますが、松村は逃げずに向き合うことを選んだ」(芸能プロ関係者)

 それでも、ファンの前に立ち続ける道は楽なものではなく、武器である笑顔に激しいバッシングが起きたという。

「活動中に少しでも笑顔を見せると、ネット上で『なに笑ってんだ!』と厳しい声が殺到し、人前に出ることが怖くなってしまった」とは出版関係者。本紙も松村の笑顔に見える写真を、スキャンダル記事に添えて掲載したことで「反省しているのか!」と松村への批判を生んでしまったこともあった。

 ノイローゼに陥るほど追い込まれ、メンバーとの関わりを避け、楽屋でも隅っこにいることが多くなっていったという。

 そんな松村を救ったのは厳しくて優しいメンバーだった。

「素の松村は後ろ向きで、必死に理想のアイドル像を追い求めていた。活動について悩んでいたこともスキャンダルの要因になった。『相談してよ!』と松村をしかり、何度も話し合ってわだかまりを解消していった。松村の信頼を回復するために努力する姿は、メンバーの見本にもなった」(前同)

 松村のアイドル人生には、冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系、15年4月まで「乃木坂って、どこ?」)で、MCを務めてきたお笑いコンビ「バナナマン」の気遣いも大きい。

 松村最後の出演となった11日放送の同番組で、設楽統はあえてスキャンダルに言及。「昔、いろいろあって苦労したメンバーで。笑ってる松村が戻ってきてくれなきゃ寂しかったけど、ちゃんと頑張って、また戻ってきてくれたからすごい良かったよね」と声をかけ、松村も「笑うのが怖かった時がある」と振り返り、感謝した。

 一度の過ちは人間誰しもある――。AKB48グループ出身の指原莉乃もスキャンダルを経験したが、努力で頂点に立ち、卒業後も売れっ子タレントとして活躍中だ。

 過去から逃げなかったからこそ、松村の笑顔はファンを幸せにするのかもしれない。

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