アイドルグループ「SKE48」のチームSは11日、名古屋市内のSKE48劇場で全額返金保証公演を開催。217人の入場者のうち6人が返金を希望した。

 全額返金保証公演とはこの日、チームSが行った「愛を君に、愛を僕に」公演で来場客が満足できなかった場合、チケット料金4000円を全額返金するというもの。入場者には事前に返金保証券が渡され、退場の際、返金ボックスに券を投入すると劇場ロビーでチケット代4000円が返還されるシステムとなっていた。

 松本慈子(22)、青海ひな乃(21)らチームSのメンバー16人は表題曲の「愛を君に、愛を僕に」をはじめ16曲を全力パフォーマンス。残念ながら返金希望者ゼロとはならなかったが、青海は「新規の方にも多く入っていただいて本当にいい機会をいただきました。初日を含めて今回が3回目の公演だったんですけど、これをバネにもっともっと自分たちでチームSを磨いていってまた挑戦したいです」と改めて刺激を受けた様子。そのうえで「劇場公演は私たちの成長を感じていただく場所でもあります。(返金を希望した)6人の方々にもう1回見に来てほしいです。次は〝来て良かった〟と思ってもらえるように頑張りたいです」と前を向いた。

「愛を君に、愛を僕に」公演はSKE48では約11年ぶりとなるオリジナル公演で5月28日からスタート。音楽プロデューサーの小室哲哉氏(63)が公演プロデュースを担当し、「TM NETWORK」の木根尚登氏(64)も楽曲制作に参加した。全体曲の振り付けを牧野アンナ氏、ユニット曲の振り付けをCRE8BOYが行っている。