漫才コンビ「矢野・兵動」の兵動大樹と吉本新喜劇・座員の川畑泰史が4日、大阪市内で行われた公演「この先10年プロジェクト第3弾 ふたり、静かに…!?」(6月19~21日=大阪・ABCホール)の取材会に出席した。

 同公演は、NSCの同期である川畑と兵動が個性豊かな演出家・脚本家とともに2024年から10年間、さまざまな舞台公演を作り上げていくプロジェクトの一環で上演されるもの。3弾目の今回は、23年5月に上演された舞台「ふたり、静かに」を、演出家・岡部尚子氏が2人のためにアレンジした会話劇だ。日替わりゲストとして、19日に藤山扇治郎、20日はすっちー、21日には未知やすえが出演する。

 普段、日本一分かりやすい劇団・吉本新喜劇で活躍している川畑は「新喜劇の2時間ぐらいの台本やと3時間くらいで覚える自信があるんですよ。でも(同作の台本は)2日がかりでもまだ…。全く覚えられてない」と苦笑い。前半は物語の伏線が重なり、後半に伏線の回収となるというが、「僕が観客やったら、3回ぐらい来て、やっと分かる感じ」と言えば、兵動も「だから2回見てほしい」と呼びかけた。

 兵動は、同プロジェクトでタッグを組む川畑について「この人(川畑)は、普通のおっさん(の演技を)させたらすごい。ずっと(新喜劇で)お芝居をやってきたというリスペクトもあります」と羨望の眼差しを向けると、川畑は兵動について「私生活で怒らない。仕事でも怒ってるところなんか見たことないんですけど、お芝居で唯一怒ってるところを見られるんです」と魅力を語った。

 同作は元々、女優3人が演じる演劇だったという。川畑が「おっさんがやることで〝おかしみ〟がうまれた」と説明し、兵動は「感じ取るおもしろさで楽しんでもらえたら」とアピール。最後に兵動は「演技で分かってもらえるように仕上げていきたい」と意気込んでいた。