追い込まれると力を発揮するタイプか。日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に「7番・一塁」で先発出場。2打席連続本塁打を放つなど、5打数2安打5打点の活躍で復活の予感を漂わせた。
4回の14号2ランは、実に29試合ぶりの一発。これで気を良くしたか、5回にも15号3ランを叩き込んだ。
「(前打者の)優心さん(清水)が追加点を取ってくれたので、楽な気持ちで打席に入りました。是が非でも打ちたいという気持ちでしたが、自分のスイングだけに集中していきました」と清宮。今季一度もなかった「3ラン」を放ったことで、ベンチでは表情が緩みっぱなしだったが、実は試合前までは悲壮感が漂っていた。
この日の結果しだいでは5月13日以来となる「打率1割台」がチラついていたからで、しかも、前夜の試合後には新庄監督が「こんだけチャンスを与えて(今季打率が)2割2分以下の選手はやっぱり(チャンスを)つかめなかったとしか判断できない」と断言。「来年のレギュラーは厳しいかな」と名指しこそしなかったものの、清宮に対し〝最後通告〟とも取れる発言を放っていた。
だが、この日の2打席連続アーチで打率1割台を回避したばかりか、指揮官のゲキにも応えた。土壇場で気を吐くあたりは、やはり「大物」なのかもしれない…。
もっとも、この日の結果で打率は2割3厘。ビッグボスがノルマに掲げる「シーズン2割2分」まではまだまだ遠い。清宮にとっては今後も気が抜けない試合が続くが、本人は強気にこう話す。
「ちょっとまだ(打撃の)数字が情けないので。残り少ないんですけど(力を)振り絞ってもっと見栄えのいい成績を残せればと思います」
この日の2発をきっかけに息を吹き返せるか。












