佐藤輝に続き今年のドラフトもTG戦!即戦力左腕のJR東日本・山田に熱視線

2021年09月09日 05時15分

競合指名の可能性が高いJR東日本の山田
競合指名の可能性が高いJR東日本の山田

 ドラフトは今年もTG戦か。阪神は6―3で8日のヤクルト戦(甲子園)に快勝した。首位を死守しVへ一直線と突き進む現場組の一方、来季の編成に関連するアマスカウト陣は今秋のドラフトへむけ、佳境に突入している。昨季は巨人を含む4球団競合の末に、ドラフト1位で佐藤輝明外野手(22)を引き当てた阪神だが、今秋も宿命のライバルと〝恋人〟がかぶる可能性も大いにありそうだ。

 今季は大卒のドラ1・佐藤輝にとどまらず、伊藤将、中野など社会人出身ルーキーの活躍も目立ち、首位を走る原動力にもなっている猛虎軍団。3選手が開幕直後から、ここまで主力級の働きを見せている成功例を追い風に、今秋のドラフトも特に大卒・社会人の即戦力ルーキーの見極めには力を入れていくことになりそうだという。

 そんななかで虎スカウト陣が注目している一人が、JR東日本の山田龍聖投手。7日に21歳になった182センチ、80キロの恵まれた体格から繰り出すMAX150キロの直球にスライダー、フォークを操る大型左腕だ。高岡商(富山)時代には甲子園に2度出場しており、3年夏には3回戦で優勝した大阪桐蔭に1―3で惜敗したが、根尾(中日)、藤原(ロッテ)らを擁する強力打線から11三振を奪い、U18日本代表にも選ばれている。

 阪神だけなく「間違いなく上位で消える存在」と各球団からの評価もうなぎ上りで、阪神も上位候補の一人として熱視線を送っている。

 現在、大学・社会人のドラフト指名候補たちは秋のリーグ戦(大学)、都市対抗予選(社会人)にむけ、各自がコンディションを上げてくる時期だけに、スカウト陣としても100%に近づいてきている現在の彼らのパフォーマンスは気になるところ。虎のスカウト勢も「◎」をつける上位候補の山田が、8日のJFE東日本とのオープン戦に登板するのをキャッチすると、関東地区担当の平塚スカウトのみだけではなく、和田豊TA(テクニカル・アドバイザー)も左腕チェックに訪れたという。

 もちろん、他球団の動向も気になるところ。仮に1位指名に踏み切った場合でも「単独」ではなく「競合」指名となる可能性は高い。すでに西武、中日、DeNA、日本ハムなど上位候補にリストアップしているほか、宿命のライバル・巨人も指名する可能性があるという。

 今年のドラフト会議は10月11日。今回も阪神、巨人ともに1位指名が競合となれば現在、ペナントレースで壮絶なつばぜり合いを展開中の両チームが、2年連続で場外戦となる。

 昨年は阪神が佐藤輝を引き当て、球団新人最多となる23本塁打を放つなど〝金の卵〟をゲットした。果たして今年のドラフトでもTGが再び相まみれるのか。運命の日まで目が離せない。

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