巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が13日、東京ドームでのヤクルト戦で2回4失点KOとなったエンジェル・サンチェス投手(31)の二軍降格を明言した。

 右腕は2回先頭の村上に同点ソロを浴びると、一死後に吉田大、サンタナに2者連続アーチを許し、計3被弾で降板となった。打線に初回から1点を先制してもらいながら、村上の一発からズルズルと打ち込まれた右腕に落胆を隠せなかったのが宮本コーチだった。

 試合後には「1本ホームランを打たれたというのは致し方ない」としながら「そこからですよね、寂しいのは。『ここから頑張るぞ』という、そういった姿さえ見られなかったのが一番残念」とバッサリ。さらに「メンタルの弱さっていうのは、力がないってことですよね。残念ながら、今の防御率にしても、成績にしても、一軍のレベルに今はないかなと。残念ながら二軍に行ってもらいます」と断言した。

 サンチェスはこれで5勝5敗となり、防御率は4・68まで悪化。ドミニカ共和国の東京五輪出場も内定している右腕は、再びはい上がれるのか。