広島沈黙の6連敗… クロン誤算で「4番問題」解消できず

2021年05月06日 06時15分

なかなか快音が聞かれないクロン

 歯止めがかからない。広島は5日の巨人戦(マツダ)に0―4で今季5度目の零封負け。4月28日のDeNA戦から引き分けを挟んで2年ぶりの6連敗を喫した。先発の高橋昂は6回1失点の好投も、打線の援護がなかった。

 佐々岡監督は「もう打線や。この3試合打てなかったから勝てない。つながりもない」とバッサリ。9連戦の最後の3試合は本拠地だったが勝てず「たくさん地元で来てもらって…。申し訳ない試合で」と珍しく語気を強めた。

 苦戦している打撃陣でとりわけ深刻なのが4番問題だ。開幕から鈴木誠が務めてきたが、4月23日の巨人戦から西川、この日は松山が今季初めて「4番・一塁」で先発出場した。

 できれば新加入のクロンに任せたかった打順。しかし、なかなか結果が出ず、その役割は回ってこない。チーム関係者は「打ち取られ方が目に浮かぶからね。まだ『クロン、変わったね』という打席内容じゃない」と漏らす。

 今年加入した助っ人の中でいち早く緊急事態宣言前の1月3日に来日するなど真面目な性格のクロンは今も研究は怠っておらず「試合の映像をよく見ている。打席にどうやってリラックスして入っているかとか。例えば(鈴木)誠也の打席とかを見ている」。しかし、ここまで23試合に出場して打率2割3分8厘、3本塁打、7打点で期待に応えられていない。

 首脳陣の一人も「現状では、松山が試合に出ない時は(鈴木)誠也か西川が(4番に)入らないといけないと思う」と話し、広島は4番問題の糸口すらつかめない状況が続いている。

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