16日の阪神戦(京セラ)は初回に取られた先制の2点を終盤、攻撃陣の執念で追いつき、延長10回を戦い切り2―2と今季5度目の引き分け決着。広島・佐々岡真司監督(53)は立ち上がりの失点以降、その後の6回まで無失点と踏ん張った先発・遠藤と、後をつないだ薮田―塹江―フランスアの中継ぎ3投手を称賛。「粘り強く投げてくれたから、こういう結果になったと思う」と労をねぎらった。

 負けはしなかったが、この日5位・中日が勝利したため、勝率差で赤ヘルは、2日以来の最下位に転落。とはいえ、暗い要素ばかりではない。

 8月に入り、中継ぎは徐々に安定感を発揮している。とくにこの日も好投した6年目の塹江、フランスアの2人は、ともに今月5試合登板したなかで、2人揃って防御率は0・00。ブルペンを支える2人の中継ぎ左腕の負担を減らすべく、14日にはドミニカ出身の24歳・モンティージャを登録するなど、連戦が続く今季日程に対応するための、総力戦への準備に余念がない。すでに20試合登板の塹江(H)、フランスア(F)のHFコンビに、期待のモンティージャ(M)が加われば、手薄な中継ぎ左腕が「HFM」に。3人のイニシャルを合わせた「HFM」は、くしくも地元「広島エフエム放送(HFM)」の冠名とも同じにもなり、ブルペンで見事に〝三本の矢〟が結成された暁には、グッズ販売などでも大いに盛り上がりを見せそうだ。