エンゼルスの大谷翔平投手(28)は10日(日本時間11日)に敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で先発し、5回を6安打1失点、7三振2四球で12勝目(8敗)を挙げた。メジャー移籍後最速の101・4マイル(約163・2キロ)をマークするも右手人さし指マメのため、緊急降板。打者21人に79球で防御率2・55。打者では初回に中堅へ大飛球を放つも4打数無安打で打率2割6分5厘。チームは6―1で勝った。

 6回のマウンドに上がった大谷は投球練習の初球を投げるとベンチに合図を送り、異変を訴えた。2球目を投げた後に再び、合図。捕手スタッシ、ネビン監督代行が駆け寄った。右手の指付近を見せて話し合った結果、降板した。5回まで79球。新球のツーシームは空振りを奪うなど威力を発揮。7回までは投げることができただけに残念だ。

 1点を先制してもらった初回、5球で失点。先頭アルテューベに初球を左前に運ばれ、2番グリエルへの2球目が暴投。4球目を右前に運ばれると右翼手・ウォードがボールをはじき(記録は失策)、二走が生還して同点に追いつかれた。続くアルバレスも4球であるかせてピンチが続いたが、4番ブレグマンを遊ゴロ。5番タッカーを二ゴロ併殺打に仕留め、切り抜けた。

 しかし、2回に1点を勝ち越した直後にトラウトが球団新記録の6試合連続の34号3ランでリードを4点に広げてもらった。直後のマウンドでは先頭マンシーニ、続くマコーミックを2者連続スライダーで空振り三振を奪い、立ち直った。

 3回は先頭アルテューベの3球目、内角に食い込むツーシームで空振りを奪って意識させると最後は内角へのフロントドアのスライダーで見逃し三振。ブレグマンの二塁打で二死二、三塁のピンチを招くも5番タッカーを2球で追い込み、3球目の真ん中高めの直球で空振り三振。メジャー移籍後最速の101・4マイルを記録した。

 4回は先頭打者を四球で歩かせるも続くマコーミックはスライダーで空振り三振。8番ペーニャの左前に落ちるかと思われたライナーを左翼手モニアクが前進してスライディングキャッチ。一塁へ送り、併殺とした。

 5回は先頭マルドナドはスライダー、続くアルテューベは真ん中高め、99・5マイル(約160・1キロ)の直球で連続空振り三振。グリエルにこの日、3本目の安打を許すも3番アルバレスを中飛に仕留めた。

 打者では初回に相手先発ウルキーディの初球、外角高め直球を角度25度、打球速度101・1マイル(約162・7キロ)で中堅へ。中堅手マコーミックがフェンスに体を当てながら好捕した。飛距離391フィート(約119・1メートル)はこの日の最長だった。トラウトの34号3ラン後の2回二死無走者は中飛、5回先頭は二ゴロ。2番手の右腕マルティネスと対戦した7回先頭は見逃し三振だった。

 メジャー史上初の投打の規定到達まであと21イニング。今後の登板は3試合が予定され、1試合平均で7イニングが必要となる。右手人さし指のマメの状態も心配だ。自身初の200奪三振まで残り12。鉄人・大谷はさらなる偉業を達成できるか。