一難去って、また一難だ。大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスは17日(日本時間18日)、アンソニー・レンドン内野手が週明けに右手首の手術をすると発表した。全治までに4~6か月を要する見込みで、今季中の戦列復帰は絶望。2020年から7年総額2億4500万ドル(約330億円)で契約した正三塁手は、腰の手術などで出場58試合にとどまった昨季に続いて長期離脱することになった。
5月末からの連敗地獄でア・リーグ西地区のV争いから大幅に後退したエンゼルスは12連敗を喫したところで大谷の理解者でもあったマドン監督を解任。ネビン三塁コーチを代理監督に据えた新体制でも16日までの10試合で3勝7敗と浮上できずにいる。しかも3勝のうち2勝は大谷が「投手兼DH」で投打同時出場して挙げたものだ。
球団ワーストの連敗記録を14で止めた9日のレッドソックス戦では投手で7回1失点に抑えて4勝目をマークし、打者でも逆転2ランと大暴れ。16日のマリナーズ戦でも投げては6回無失点で5勝目を挙げ、打っても自己最長タイの11試合連続安打となるマルチ安打でチームの連敗を3で止めた。レンドンの長期離脱により、チームの大谷への依存度はこれまで以上に高まることになる。負担ばかり増えて、大谷が望む〝優勝争いできるチーム〟から遠ざかりかねない。
14日に米スポーツサイト「アスレチック」で、エンゼルスが大谷の代理人と今春キャンプ終盤に非公式な契約延長の話し合いを行ったと報じてから、来オフにFAとなる大谷の契約に関する話題が盛り上がっている。16日にはニューヨーク・ポスト紙が「エンゼルスが抱える難題」と題した特集記事を掲載。他球団の幹部から「4年総額2億ドル(約270億円)を提示する球団が多数ある」「エンゼルスは大谷と契約しなければならない。でも、彼と契約すると勝てない」などと話していると報じた。
エンゼルスには年俸約50億円のレンドンとトラウトがいる。その上で大谷に年俸ベースで68億円も払うことになれば、それこそ勝つためのバランスが取れたチームづくりは難しくなるだろう。
地元のラジオ局「ESPN LA」の番組「Sedano&Kap」では、司会のジョージ・セダノ氏が「ドジャースは大谷をトレードで獲得すべき。大谷は勝ちたいと言っている。ドジャースならそれを与えられる。高額年俸も問題ないし、今だったら大谷がチームのエースになる」と力説していた。17日のマリナーズ戦は4試合ぶりにベンチスタートとなった大谷だが、周辺は騒がしくなる一方だ。












