エンゼルスの大谷翔平投手(27)は7日(日本時間8日)のアストロズ戦に「1番・投手」で出場し、4回2/3を投げて4安打1失点、9三振を奪ったが負け投手になり、打者では4打数無安打だった。昨年は投手で9勝、156奪三振、打者で46本塁打、100打点の歴史的なシーズンを送り、満票でア・リーグMVPに輝いた。メジャー5年目の今年はどこまで超人的なパフォーマンスを見せてくれるのか。エンゼルス番記者の予想は2022年の「SHO TIME」は昨年よりすごい――。

 22年も大谷がメジャーの主役だ。開幕戦では今季から導入された打順に入った先発投手が降板後もDHで出場を続けられる「大谷ルール」が適用された。メジャー初の開幕マウンドに上がると初回の初球で最速の99・8マイル(約161キロ)を記録し、3者連続を含む9奪三振、打席では8回にもう一伸びで同点弾となる大飛球を右翼に打ち上げて観客を沸かせた。

 MLB関係者、日米の野球ファンは2年連続ア・リーグMVP、50発と20勝の同時達成、さらには史上初の本塁打王とサイ・ヤング賞のW獲得など、これまでの常識を超越する活躍を期待している。その大谷を最も間近で見ているエンゼルス番記者に今季の成績を予想してもらった。

 米スポーツサイト、アスレチックのサム・ブラム記者は「昨年と同じ活躍ができるかどうか。本塁打は40~45本が妥当じゃないかな? 恐らく一番注目しているのは、彼がもっとイニングを投げられるか。去年は130回だったから140~150回、6人ローテーションでしっかり投げられたら素晴らしいんじゃないかな。防御率は2・5~3・5台で。(両方達成したら)MVPが取れると思うよ。満票で」と2年連続満票でのMVP選出を確実視している。

 入団時から大谷を見ているオレンジカウンティー・レジスター紙のジェフ・フレッチャー記者は具体的な数字は挙げなかった。「昨年と同じくらい良い結果が出せるかを期待、注目している。それがいかに大変な要求かも知った上で。メジャー4年目で初めてできたことをもう1回やってほしい」と昨年の再現を期待。

 米大リーグ機構(MLB)公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「昨年の春はいまいちだった2020年から立て直そうとするスタートだったけど、今年は自分の能力を存分に理解してやっているし、(投手では)昨年の立ち上がりみたいに四球が多いという問題もない。打撃面でもトラウトやレンドンの後ろ盾で昨年と同じもの、あるいはもっと良い結果が出せるかもしれない。それって考えるだけで(すごすぎて)クレージーだけどね」と昨年超えを予想。

 昨年までエンゼルスの地元放送局バリー・スポーツ・ウエストでリポーターを務め、今年からドジャースの放送局に移籍したホセ・モタ氏は「翔平なら50本塁打、100打点は問題ない。50盗塁は望みすぎかもしれないけど、40盗塁は手堅いと考えているよ」と史上初の50―50(50本塁打―50盗塁)の可能性に言及。

「(投手として)今年はもっと多くの打点サポートがあるといいね。彼も言っていたけど、勝ち星は大事。イニング数も多い方が良いだろうけど、やっぱり勝ちをつけてほしい」と2桁勝利を期待した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙のデュラン・ヘルナンデス記者は「体が大人の体になり、フィジカルの面で今ピークに入っている感じがする。ケガさえしなければ、昨年が大谷のスタート地点となってもおかしくない」と前置きしてこう続けた。

「投げる方はまだ伸びる。前半はまだトミー・ジョン手術の影響があったが、後半は問題なかった。昨年は後ろの打者が良ければ本塁打50本打てていたはず。打率は確かに上がるだろうし、(本塁打が)50本、60本いけるポテンシャルがある。才能的には何でもできる。周りの選手やチームの状況次第だと思う」

 今年の大谷はマウンドでも打席でもまばたき禁止だ。