果たしてドジャース入りはあるのか。ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している広島の鈴木誠也外野手(27)を巡り、米メディアもストーブリーグの中心選手として連日に渡って目を光らせ続けている。24日(日本時間25日)にはドジャース専門のニュースサイト「ドジャー・ブルー」が「鈴木誠也、自分は『オールラウンドなタイプの選手』だと感じている」と題した記事を掲載し、ドジャース入りの可能性についてリポートした。

 記事では鈴木誠が18歳でデビューして以降、NPBで900試合以上に出場し、1シーズンで平均20本を超える本塁打を放っている経歴を取り上げ「そのパワーは折り紙付きであり、日本ではスーパースターに成長した外野手」と賞賛。そして「まだまだ自分は選手として、もっと良くなれると思っている」「本塁打を打つだけでなくコンタクトヒッターとして塁に出たり、走塁もこなすオールラウンドなタイプの選手だと自分では感じている」などと述べた鈴木誠のコメントも英文で掲載している。

 NPB在籍9年の通算成績で打率3割1分5厘、出塁率4割1分4厘、長打率5割7分といずれも高い数値を残しているところから、同サイトは「そうした発言を確かに裏付けている」としながらも「彼が野球の最高レベルで大きく向上することは想像し難い流れであろう」とやや慎重な姿勢をのぞかせている。

 それでも同サイトはMLBのロックアウトが終了すれば、鈴木誠の獲得に興味を示すドジャースだけでなく、積極的に追いかけているとされるレッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズのア・リーグ東地区球団を中心に「多くのチームの間で入札合戦が勃発する可能性」を指摘。「MLBと選手会が大きく対立しているため、新たな団体交渉の合意がいつになるかはわからない。NPBが春季キャンプを開始した後になる可能性もあり、鈴木にとってはジレンマとなるが、本人はMLBへの入団を決意しているようで、それを待つつもりでいるようである」とも解説している。

 ただ、同サイトは最後にドジャースが鈴木誠と契約することになれば「工夫が必要になる」と提言している。「鈴木のロースター登録方法」としてAJ・ポロックをトレード要員にラインアップさせ、ムーキー・ベッツを二塁、コディ・ベリンジャーを一塁、さらにマックス・マンシーを三塁に固定するプランが浮上してくると分析しているものの「問題解決に役立つとはいえ、いずれも多くの時間を費やす形になってしまう」と懐疑的な姿勢だった。