ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は19日(日本時間20日)にマリナーズからFAになっている菊池雄星投手(30)の獲得をメッツに進言した。メッツはロックアウト前にマックス・シャーザー投手(37)と3年総額1億3000万ドル(約147億6000万円)、スターリン・マルテ外野手(33)と4年総額7800万ドル(約88億5000万円)など相次いでFA選手と大型契約を結んでいる。同紙はもっと補強すべきと考えているようで「メッツをさらにヘルプできそうなFA選手」と題する特集記事を掲載した。

 その一人が菊池だ。同紙は菊池がマリナーズとの来季オプション年俸1300万ドル(約14億7600万円)を拒否したことを踏まえ、「2年総額2600万ドル(約29億5200万円)、3年総額3300万ドル(約37億5000万円)というオファーはどうだろうか」と獲得を進言した。

 その理由を「3シーズンで70試合の先発登板はメジャー23位タイでシャーザーよりも1試合多い。その耐久性はデグロム、シャーザー、カラスコの後ろに必要」と説明した。強力右腕が並ぶ先発ローテーションに、フィジカルが強く、かつ本格派の左腕が入れば、メッツ投手陣は盤石になる。

 その他で名前が挙がったのは救援投手のコリン・マキュー投手(34=レイズFA)で1年800万ドル(約9億800万円、ライアン・テぺラ投手(34=ホワイトソックスFA)で2年1600万ドル(約18億1600万円)、アンドルー・ミラー投手(36=カージナルスFA)で1年300万ドル(約3億4000万円)、ブレット・ガードナー外野手(38=ヤンキースFA)は1年300万ドルと見積もった。

 メッツの来季年俸総額は現時点で米サイトのスポットラックによれば、2億3559万9999ドル(約267億4000万円)と今季のぜいたく税の基準額2億1000万ドル(約238億3500万円)を大きく超えている。同紙は資産100億ドル(約1兆1350億円)といわれるオーナーのスティーブ・コーエン氏にとって「(全選手に)2億6500万ドル(約301億円)の給料を払うのと、4億ドル(約454億円)の給料を払うという、その差はごく僅か。唯一ストップサインとなりうるのは、球界に迷惑をかけることを本人が気にするかどうか」と指摘した。