米大リーグ機構(MLB)公式サイトは14日(日本時間15日)に「興味深い8つの成績レースに注目」というタイトルの特集記事を掲載した。エンゼルスの大谷翔平投手(27)は2部門で名前が挙がった。

 注目は本塁打王争いだ。ア・リーグの候補は3人。44本塁打で2位の大谷、13日(同14日)に弾丸ライナーの45号を放ってトップに立ったブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)、42本で3位のロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手(31)を挙げた。

 大谷については「スポーツ史上、100イニング以上を投げてこれだけの本塁打を打った選手は存在しないことと、ベーブ・ルースが100イニング以上投げた時の(最多)本塁打は29本だった」と併記した。

 盗塁王の行方でも大谷の名前は挙がり、「大谷は盗塁王を獲得することはできないが、注意すべき存在。本塁打をあと1本打って、2盗塁に成功すれば『45(本塁打以上)―25(盗塁以上)」を達成する6人目の選手になる。『30(本塁打以上)―30(盗塁以上)』ほど魅力的ではないが、大谷が5日おきに投球していることを思い出せば間違いなく最も印象的」とした。