大谷の劇的逆転2ラン 敵地ボストンの地元紙トップ面にデカデカ掲載

2021年05月18日 11時00分

大谷の写真を大きく掲載した17日付のボストン・グローブ紙

 大谷の起死回生逆転弾の衝撃は一夜明けても冷めやらず――。レッドソックスの地元紙ボストン・グローブは17日(日本時間18日)付のスポーツ面のトップにエンゼルスの大谷翔平投手(26)の写真を大きく掲載した。通常、活躍した相手チームの選手を大々的に取り上げることはなく、極めて異例だ。

「ポテンヒット、本塁打でレッドソックスを撃破」の見出しとともに、9回二死無走者でトラウトのポテンヒットが中前に落ちて野手陣が顔を見合わせる場面と、その直後に逆転2ランを放って生還した大谷がトラウトとタッチする写真2枚を使って衝撃の敗戦を大きく伝えた。さすがに大谷が本塁打を放った場面は掲載するわけにはいかなかっただろう。

 ボストン・ヘラルド紙(電子版)も「大谷翔平が9回二死でバーンズから逆転本塁打を放ち、レッドソックスはエンゼルスに敗れる」と報じた。

 レッドソックスが5―4でリードした9回。マウンドに上がった守護神バーンズは簡単に二死を取ったが、3人目のトラウトの詰まらせた打球が中前へポトリ。続く大谷に自信を持って投げ込んだ初球、97マイル(約156キロ)の直球を右翼ポール際に逆転2ランを叩き込まれた。本拠地フェンウェイ・パークには悲鳴と同時に歓声も上がった。かつてベーブ・ルースがプレーした球場だけに、地元ファンは純粋に拍手を送ったのだろう。

 今季10回目のセーブ機会の登板で初の失敗となったバーンズはこう振り返る。「(トラウトのポテンヒットは)正直言って、試合が終わったと思った。だけどそうはならなかった。大谷は準備万端だった」

 大谷については「私がこれまで見てきた中で、最も身体能力の高い野球選手だと思う。スペシャルな選手だ。ものすごい才能を持っている。これからも健康で、長く活躍してくれることを祈っている」とエールを送った。

 逆転弾を打たれた守護神、敵地メディアをも脱帽させた大谷。いやはやすごすぎる。

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