第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)が20日に準決勝を迎え、第1試合で聖光学院(福島)は仙台育英(宮城)に4―18で敗退。準決勝史上初の東北勢対決を制することができず初の決勝進出の夢も破れ、大敗で涙を飲んだ。

 初回から一死一、三塁と好機を広げ、4番・三好(2年)の左前適時打で先制。幸先良く先制点を奪ったが、すぐに相手の猛攻を食らった。

 2回に7本の長短打を浴び、自軍のミスも絡んで打者14人の前に1イニング11失点。その後も投手陣は相手の勢いを止められず、終わってみれば19安打18得点を叩き出された。

 試合後の斎藤智也監督(59)は「悔しいですね」と口にすると「もっといい試合をして次のステージに足を進めたいなという思いで選手たちとやって来たので。思わぬ大敗に残念ですね」と続けた。

 そして「ベスト4まで進めた。選手たちはやり切ったと思う。キャプテンを中心とした選手たちの歩みで、ここまで来るんだなと。私自身も勉強になった」と述べ、主将・赤堀(3年)らチームの面々の奮闘を称えていた。