第94回選抜高等学校野球大会の第4日第2試合(22日)は、星稜(石川)が天理(奈良)との延長戦を5―4と制し、初戦を突破した。
エース右腕のマーガード真偉輝キアン(3年)が2―0で迎えた8回に同点とされ、2番手の武内(2年)に交代して延長に突入。10回に1点ずつを取り合い、11回は、二死一、三塁から相手の守備のミスをついて一気に2者が生還。追いすがる天理を振り切った。
8回途中を3安打2失点に粘ったマーガードは「天理さんは打線がいいので外の低めを徹底して変化球で交わした。ツーシームが左打者に有効だった」と胸を張る。降板後の延長10回のピンチには伝令でマウンドに駆け寄り「何か面白いことを起こそうぜ!」と声をかけてナインを鼓舞し、勝ち越しを許さなかった。
今大会限りで退任を発表している林和成監督(46)は「マーガードは今までで1、2番の投球だった。2番手の武内も緊迫した場面を抑えた。今日は投手の2人だったと思う。強豪の天理さんとこれだけの試合ができた。何より生徒が自分たちの力を出してくれたのがうれしい」と目を細めた。
「1勝して林先生とまた野球ができる。恩返ししたい。優勝したい」とマーガード。林監督の花道を飾るつもりだ。












